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2020年11月15日日曜日

郵政労働者部会 2020年11月15日


「土曜休配」は合理化のため
人員削減・労働強化を許さない

●今臨時国会での成立が狙われている

 10月30日、土曜配達を中止する「郵便法改正案」が閣議決定され、国会審議が始まっています。法案が成立すれば、来年の夏をメドに普通郵便の土曜日配達が休止となります。「土曜休配計画」の最大の狙いは、人件費削減=コストカット=合理化です。

●営利優先の「民営化」は間違っている


 土曜休配=翌日配達廃止で「土曜配達に関わる5万5000人のうち4万7000人を他の曜日や荷物の配達に回す。送達日の繰り下げで、内務深夜勤帯の8700人のうち5600人を日勤帯、別業務に再配置可能」(当初案)とされています。特に集配外務と深夜勤帯の非正規労働者への配転・首切りの大合理化計画です。また、月曜物量の激増で過重労働となることは明らかです。
 かんぽ不正も1万人削減も土曜休配もすべて民営化政策の破綻であり、郵政資本に責任があります。職場の団結の力で対決しよう!



Twitterでも「土曜休配」に疑問の声が続々と…

11・1集会での郵政労働者発言!


 11月1日(日)、東京・日比谷野外音楽堂で全国労働者総決起集会が行われ、コロナ下にもかかわらず2050人の仲間が集まりました(下写真)。集会での郵政労働者のアピールを紹介します。

 新東京郵便局でスキル評価の「是正」をかちとった仲間、銀座局の仲間と登壇しています。
 かんぽ不正、1万人削減、土曜配達廃止など郵政民営化の破綻は、すべて現場労働者に犠牲転化されようとしています。
 新東京郵便局でのスキル評価の闘いの本質は、「これだけやったから評価してくれ」というお願いではなく、賃金をめぐる団交を通した実力闘争の復権です。その中で「敵は郵政資本である」とはっきりさせました。民営化の中でつくられた「職場の6割が非正規職」の現実の中、「頑張った者が報われる」と称して評価分断がされてきました。そのモノサシは“イエスマンであるかどうか”です。実際に業務を回しているのは現場労働者です。仕事も知らない管理者が評価することは間違っています。現場労働者にこそ発言権があります。
 土曜配達廃止は、翌日配達体制の廃止です。今日差し出した郵便は明日には届く。その体制を敷くために深夜労働を導入し、昼夜逆転の生活を強いてきました。その9割を非正規の仲間が担っています。「人員不足の解消」と称してやろうとしていることは、深夜勤務の仲間への配転と首切りです。それを迎え撃つ反撃の基盤をつくり出しました。
 郵政労働者のつながりを広げていこう!

(ビラの感想や職場状況、またビラに載せてほしいことなどを、気軽にお寄せください。電話・メールどちらでも結構です)

全国労組交流センター 郵政労働者部会


ニュースへのリンク

2020年11月14日土曜日

だんけつ銀座 No.104


11・1労働者集会に2050人あつまる

 11・1全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が11月1日、日比谷野外音楽堂で開かれ、全国から2050人があつまりました。
 組合つぶしの攻撃に屈することなく団結と闘いを守りぬいてきた関西生コン支部、港合同、動労千葉の3組合が呼びかける11月労働者集会は、今年で23回目を迎えました。
 コロナ禍で最前線に立つ医療現場、コンビニ関連、郵政の職場からも、発言がありました。職場、地域を超えて、労働者は団結しようと訴え、銀座の街をデモ行進してきました。



土曜配達廃止案が閣議決定

改正内容

1、通常郵便(手紙、はがき等)の配達頻度の見直し
 「週6日以上配達」⇒「週5日以上配達に緩和」(土曜配達の休止)
  ※書留、速達等及びゆうパック等の荷物は引き続き土日も配達。
  ※選挙郵便用葉書、山間地等で配達される日刊紙は、土曜日も配達を実施

2、通常郵便(手紙、はがき等)の送達日数の見直し
 郵便物の差出の日から「原則3日以内に配達」⇒「原則4日以内に配達」に緩和
  ※翌日配達は、翌々日配達に変更見込。
  ※書留、速達等及びゆうパック等の荷物は引き続き原則翌日配達を維持。

3、郵便区内特別郵便物の範囲の拡大
 現在、個々の「配達局」単位で差し出した場合に割引が適用される郵便区内特別郵便物について、各配達局の上位にある「地域区分局」に一括して差し出しても割引料金を適用。

・信書便法も1~3と同内容の改正(一般信書便事業)


 総務省は、法改正の背景として、手紙、はがき等の物数が減少する一方で、荷物の個数が急増。他方で、郵便事業の人手不足は深刻化しており、労働力確保の観点から、働き方改革への対応が喫緊の課題となっているとしている。
 当初案では、「土曜配達にかかわる5万5千人のうち4万7千人を他の曜日や荷物の配達にまわす。送達日の繰り下げにより内務深夜勤帯の8千7百人のうち5千6百人を日勤帯、別の業務に再配置可能」としていた。
 こんなたらいまわしをしても人員は増えない。人間は将棋の駒ではない。そもそも「人が足りないから配達を止める」と言っていること自体が本末転倒だ。
 人員確保は会社の仕事だ!安い時給で人が集まるか?みんな正規で雇って、人生設計できる職場にすべきだ。
 営利優先の民営化こそ間違いだ。

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