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2021年1月15日金曜日

郵政労働者部会 2021年1月1日


土曜休配に異議あり!
配点・首切り 許さない
今すぐ足りない人員をよこせ!

 全国の郵政職場のみなさん、新年明けましておめでとうございます。年末年始繁忙、お疲れさまです!
 土曜日の郵便配達を廃止する「改正郵便法」が、昨年11月に国会成立しました。普通郵便の土曜配達(速達・ゆうパックを除く)を廃止するため、郵便局の配達義務を「週6日以上」から「週5日以上」に改める内容です。
 政府やマスコミはこれを「人手不足への対応」「働く環境を改善」などと言っていますが、とんでもありません!
 集配外務・郵便内務の職場からは、「土日にたまった郵便物を月曜日にどうやって配達するんだ!」「翌日配達のために深夜労働を強制して、今度は昼間に働けというのか!」などの怒りの声があがっています。
 “通常郵便物の減少”と言われるにもかかわらず、現場では圧倒的な人員不足が問題です。その上でさらに土曜休配計画で起きることは、集配外務と深夜勤帯の非正規労働者に対する、大規模な配転と首切りです。
 郵政当局は07年の民営化以来、猛烈に人件費を削減し、正規の穴埋めで非正規を増やして“6割非正規の職場”をつくってきました。今回の土曜休配計画でも「6000億円の経費削減見込み」などと言われています。
 もう我慢なりません。労働者の命と生活を守るため、職場から団結して声をあげよう! コロナ禍で立ち上がるすべての労働者と連帯し、闘う労働組合を甦らせよう!



全国の郵政労働者からのアピール


東京

 私は郵便局のコールセンターで働いていますが、ほとんどが理不尽なクレームです。電話が入る度に、配達中の
人に電話をしなければなりません。心が痛みます。たまに怒鳴られることもあり、とてつもなく悲しい気持ちになります。電話で事を収められない自分に腹を立てています。コールセンターの労働者は、できるだけ現場に負担をかけないよう頑張っています。理不尽なクレームに「ふざけんなよっ」と思いつつも、それもこれも郵政民営化による合理化・人員不足によるものです。何もかもが削られ、現場に責任を押し付けられているのです! その上「土曜休配」での多忙化? 「1万人削減」? 冗談ではありません。納得がいかないことに声をあげましょう! 人を入れろ! 一人ではできないことも仲間で声を上げれば変えることができます! こんなおかしな職場を皆で変えましょう!

大坂

 土曜休配は、夜間労働が中心の新大阪局の非正規労働者への配転・雇止め解雇攻防との激化を不可避としている。関西合同労組・新大阪郵便局分会への不当逮捕・労組破壊の攻撃も、非正規労働者の決起を恐れたものだ。絶対反対で闘う!

愛媛

 経営陣が変わっても、人員不足や現場の労働強化は何も変わりません。かんぽ処分では一般社員に全ての責任を押しつけています。労働者の怒りと不信感は増すばかりです。今年こそ、みんなの力でこんな現実をひっくり返しましょう!

静岡

 2020年は、かんぽ問題や土曜休配問題等様々な問題ばかりで何ら解決に至っていません。まさに民営化の破産と儲けしか考えてない上層部の意図があります。現場の皆の力でピンチはチャンスに変えていこう!

沖縄

 コロナ禍でも私たちは郵便を届け続けてきました。労働者が働くから人は生きていけるのがよくわかる昨年でした。
 しかし、労働者はいま、安心・豊かに生きていけない。こんなのはおかしい。労働者・労働組合が闘えば、職場からこの現実は変えられます。辺野古新基地建設阻止・基地撤去もできる。本当に必要な社会をつくるために、団結して闘おう。

神奈川

 集配の開始時間8:00から8:30に変更。昼の休憩時間を守らない人が続出。今の時期は暗くなるのが早く、皆早く仕事を終えたいからDOSS虚偽入力。時短ハラスメントだ。超勤をつけ、サービス残業を止めよう。

宮城

 今年の私たちの目標!! ①春闘にむけて分会集会を開催 ②職場アンケートの実施 ③職場内での交流・レクリエーションの開催 みんなで分会をつくっていきたいと思います!!

富山

 郵便局の労働者の皆さん。郵政職場をめぐる状況は厳しいですが、現状を打破する力は会社ではなく、私たち労働者一人ひとりの中にあります。
 おかしいことはおかしいと声をあげ、職場に労働者の団結を作りましょう!

ニュースへのリンク

2021年1月1日金曜日

だんけつ銀座 No.105

だんけつ銀座 No.105
2021年1月1日 だんけつ編集委員会

世の中から職場を見る

 一年が過ぎるのは早いものだ。二0二0年はどんな年だったでしょうか。
 何と言っても世界規模でのコロナ感染症拡大の一年ではなかったであろうか。無能な政治家による政策で、感染拡大が起こり各地で医療崩壊をしていることは周知のとおりで、経済も混乱している。
 さすがに五輪は開催できる状態ではないが、中止もなければ逆に延期分の負担金数千億円を税金で賄分ければならない事態になった。不評なマスクのタウンメールも今となっては税金の無駄遣いそのものだ。

コロナ感染症拡大の裏側で

 日本の社会情勢をみても、特権階級の汚れた一面が続いた。総理の桜、検察庁の賭け麻雀、引退官僚の交通事故、議員夫妻の選挙違反。これらは今のところ御咎めなしのままで、常識的に考えても国民が納得することはない。感染症問題に隠された感があるが、絶対にごまかされてはいけない。

現場を動かしているのは私たち

 さて、郵政の問題はいかがなものだったか。特にかんぽ生命による不正営業が話題にされるが、そもそもの原因は郵政民営化によるでたらめな運営による結果である。ノルマ達成に向けたパワハラが横行し、このような事態になったのは明白であるが、処罰をされるのは一部の関係者だけで、現場労働者は給料も減額されるのに、経営者側は満額辞任で解決はどう考えても許されない。
 最近の現場では新しく経営理念唱和として勤務前に念仏を唱えるが、でたらめな経営陣が考えた経営理念など全く価値はない。経営者は座っているだけで、実際動かしているのは現場労働者なのだ。
 郵便部門では「土曜休配」の議案が国会で可決し具体化された。永年続いた郵便配達が今年大きく改悪されようとしている。詳しい内容はまだ多く隠されているが、これが実施されれば多くの職場労働者に不安と混乱をまき散らすことになるかとても重要なことです。『だんけつ』続報を注目してください。


職場からの報告


目的は何だ? 午後の立ち上がりに見た光景


 これまで郵便物の放棄隠匿の撲滅と称してスーパークリーンデーを展開してきた。職場をきれいにすることは良いことだ。しかし、目的が違うように感じることがあった。
 午後の立ち上がり、配達前の忙しい時間帯に、班ごとにバケツと雑巾を渡され、区分函を水拭きするのだ。乾くまで郵便物の区分などできるわけがない。それでも、みんなが従う。
 ある日、私は、午前中に裸足になって、区分函によじ登って全部水拭きした。午後の立ち上がり、「掃除は午前中にやったからやらなくて良いよ」と言ったが、当時の管理者は、やったふりでもやれと言う。班員はしかたなく、雑巾をしぼり始める。私は「ふざけるな!」と一喝。管理者は退散する。配達前に、「やっぱりおかしいよね」と班員の声。

会社の言う通りにしたら事故が起きた?


 郵便局の機動車の出発口を出て、局前のUターンをせずに、次の交差点を右折する際に、対向車が信号無視で突っ込んできて交通事故が起きた。この事故をめぐって様々な声を聞いた。「会社の言う通りにUターンしないで事故が起きた。会社の言うことを守ったのだから、事故は会社の責任ではないか。」「Uターンしないために、渋滞が起きている。危険を誘発しているのではないか」「また事故が起きたら今度は、左折だけしか認めないとか言うのではないか。」
 会社が決めたルール。安全を確保するためなら正しいだろう。しかし、ルールを破ったら乗務停止とは何なんだろうか。目的がずれていないか?
 道路の交通事情は、目まぐるしく変わるものだ。運転する者は、瞬時に判断が求められる。ある自動車会社では、「認知、判断、操作」の一連の流れを瞬時に的確に行うことで事故を防ぐと言われていた。「ヒヤリ、ハット」が無い運転は逆に危ない。それはボーッとしている証拠だとも言われていた。防衛運転は、運転者自らの判断で行うものだろう。
 2021年、マニュアル人間ではなく、自ら考え、自ら行動しよう。以前の郵便局の行動指針にもあったよね。

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