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2021年1月1日金曜日

だんけつ銀座 No.105

だんけつ銀座 No.105
2021年1月1日 だんけつ編集委員会

世の中から職場を見る

 一年が過ぎるのは早いものだ。二0二0年はどんな年だったでしょうか。
 何と言っても世界規模でのコロナ感染症拡大の一年ではなかったであろうか。無能な政治家による政策で、感染拡大が起こり各地で医療崩壊をしていることは周知のとおりで、経済も混乱している。
 さすがに五輪は開催できる状態ではないが、中止もなければ逆に延期分の負担金数千億円を税金で賄分ければならない事態になった。不評なマスクのタウンメールも今となっては税金の無駄遣いそのものだ。

コロナ感染症拡大の裏側で

 日本の社会情勢をみても、特権階級の汚れた一面が続いた。総理の桜、検察庁の賭け麻雀、引退官僚の交通事故、議員夫妻の選挙違反。これらは今のところ御咎めなしのままで、常識的に考えても国民が納得することはない。感染症問題に隠された感があるが、絶対にごまかされてはいけない。

現場を動かしているのは私たち

 さて、郵政の問題はいかがなものだったか。特にかんぽ生命による不正営業が話題にされるが、そもそもの原因は郵政民営化によるでたらめな運営による結果である。ノルマ達成に向けたパワハラが横行し、このような事態になったのは明白であるが、処罰をされるのは一部の関係者だけで、現場労働者は給料も減額されるのに、経営者側は満額辞任で解決はどう考えても許されない。
 最近の現場では新しく経営理念唱和として勤務前に念仏を唱えるが、でたらめな経営陣が考えた経営理念など全く価値はない。経営者は座っているだけで、実際動かしているのは現場労働者なのだ。
 郵便部門では「土曜休配」の議案が国会で可決し具体化された。永年続いた郵便配達が今年大きく改悪されようとしている。詳しい内容はまだ多く隠されているが、これが実施されれば多くの職場労働者に不安と混乱をまき散らすことになるかとても重要なことです。『だんけつ』続報を注目してください。


職場からの報告


目的は何だ? 午後の立ち上がりに見た光景


 これまで郵便物の放棄隠匿の撲滅と称してスーパークリーンデーを展開してきた。職場をきれいにすることは良いことだ。しかし、目的が違うように感じることがあった。
 午後の立ち上がり、配達前の忙しい時間帯に、班ごとにバケツと雑巾を渡され、区分函を水拭きするのだ。乾くまで郵便物の区分などできるわけがない。それでも、みんなが従う。
 ある日、私は、午前中に裸足になって、区分函によじ登って全部水拭きした。午後の立ち上がり、「掃除は午前中にやったからやらなくて良いよ」と言ったが、当時の管理者は、やったふりでもやれと言う。班員はしかたなく、雑巾をしぼり始める。私は「ふざけるな!」と一喝。管理者は退散する。配達前に、「やっぱりおかしいよね」と班員の声。

会社の言う通りにしたら事故が起きた?


 郵便局の機動車の出発口を出て、局前のUターンをせずに、次の交差点を右折する際に、対向車が信号無視で突っ込んできて交通事故が起きた。この事故をめぐって様々な声を聞いた。「会社の言う通りにUターンしないで事故が起きた。会社の言うことを守ったのだから、事故は会社の責任ではないか。」「Uターンしないために、渋滞が起きている。危険を誘発しているのではないか」「また事故が起きたら今度は、左折だけしか認めないとか言うのではないか。」
 会社が決めたルール。安全を確保するためなら正しいだろう。しかし、ルールを破ったら乗務停止とは何なんだろうか。目的がずれていないか?
 道路の交通事情は、目まぐるしく変わるものだ。運転する者は、瞬時に判断が求められる。ある自動車会社では、「認知、判断、操作」の一連の流れを瞬時に的確に行うことで事故を防ぐと言われていた。「ヒヤリ、ハット」が無い運転は逆に危ない。それはボーッとしている証拠だとも言われていた。防衛運転は、運転者自らの判断で行うものだろう。
 2021年、マニュアル人間ではなく、自ら考え、自ら行動しよう。以前の郵便局の行動指針にもあったよね。

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