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2014年6月25日水曜日

戦争と首切り―労組破壊の安倍政権を打倒しよう!

https://drive.google.com/file/d/0B_eHMUAYIH2UekRLbF9BWHV3ZmM/edit?usp=sharing

JP労組第7回定期全国大会に参加された皆さん
戦争と首切り―労組破壊の安倍政権を打倒しよう!

2015年株式上場を止めよう!

 JP労組全国大会に集まられた代議員、傍聴者の皆さんに心から訴えます。
 世界的大恐慌が日々、進行する中で開かれるJP労組の全国大会は、きわめて歴史的に重要な大会です。その核心は、民営化を推進し、民営郵政の言いなりのJP労組本部の労資協調・労使一体路線から決別し、階級的=闘う労働組合に、今こそ作り変えていくことです。
 郵政民営化から7年、職場の現実は民営化の完全な破産を示しています。民営化7年間の総括は、責任をとらない民営郵政経営者、そして彼らと一体になって「郵政事業の成長・発展」を第一に労働条件を切り捨てて労働強化・非正規化を進めた本部の無責任さが100%明らかになったことです。労使ともに責任をとらない奴らを叩きだし、職場と労働組合を我々、現場労働者の手に取り戻そう。

労働組合の力で社会を変えよう!

 大会で決定すべき第1の方針は、戦争のできる国にするために憲法を踏みにじり、集団的自衛権の行使を進める自民党・安倍政権を、労働組合の力で打ち倒すことです。あわせて、労基法解体ともいうべき「残業代ゼロ」=8時間労働制の解体を成長戦略として進める安倍政権と闘うことです。
 安倍政権の極悪政治を、労働者民衆は誰も支持していません。安倍政権は本当は孤立しているのです。安倍ら支配者が最も恐れるのは、青年労働者の反乱と、労働組合の反撃です。
 さらに、安倍政権が進める武器輸出や被災地・福島の人々を切り捨てる原発再稼働に反対の決議をあげよう。JP労組23万人のストライキで、安倍政権を打ち倒そう。

JP労組を闘う労働組合に作り変えよう!

 第2の方針は、完全民営化に向けた日本郵政を突破口とした来年の株式上場反対を大会で決定することです。株式上場は私たち労働者に更なる労働強化賃下げと総非正規化をもたらすだけです。
 労使一体路線と決別し、労働者の生きる権利を守る労働組合に作り変えていこう。代議員・傍聴者のみなさん。共に団結して闘おう!



解雇・スキルダウンに反撃が始まった!

 いま、全国で解雇・雇止めやスキルダウン攻撃に反撃の闘いが始まっています。

スキルダウンは断じて許さん。賃下げを全額もとにもどせ!

 6月16日、東京・杉並で郵政非正規ユニオン・杉並分会が結成されました。荻窪局で働く非正規職の青年がデタラメなスキルダウンに怒って労働組合を立ち上げ、直ちに団体交渉の申し入れを行いました(左に掲載した写真)。杉並分会の仲間は、結成宣言で次のように訴えています。
 「郵政で働く非正規・正規の労働者は、誇り高い労働者です。断じて日本郵政本社や支社の奴隷ではありません。郵便事業・郵政事業を実際に担っているのは、日々、現場で汗して働く私たち労働者です。本社・支社・局幹部らは、労働者の誇りや労働者同士の団結を嫌い、個別分断的な支配のための労務管理に熱中し、自ら招いた民営化の失敗のツケの一切を現場労働者に押しつけています。そのブラックぶりから常に人員不足を抱え、そのツケを私たち現場におしつけるというのが実態です。本来、きっちりと安全な労働をしたいという、私たち労働者の真面目さを逆手にとって行われている職場支配はガマンの限界を超えています」と。まったくその通りです。

八王子西局での解雇撤回闘争に全国で支持が広がっている!

 また、八王子西局では、3月24日、入社1年目のお客様サービス部の正社員が事前予告もなく突然解雇されました。管理者は日頃から「数字が人格です」「前の局でも新人を辞めさせた」などとパワハラを繰り返していました。彼は採用まもなく、JP労組の加入していたので分会役員に相談したところ、「仕事がきちんとできない人の相談は受けつけない」と拒否されました。
 これこそ郵政民営化の本質であり、生産性向上を組合綱領に掲げるJP労組本部の姿を見事に現しています。入社1年目の労働者の実績が上がらなかったり、業績が不充分だったりするのは当然です。そういう仲間を支えていくのが労働組合の役割であり、役員の任務です。
 八王子西局で解雇された青年は、全国大会代議員に立候補しようとしました。しかし、JP労組本部は「退職は解雇を含む」「あなたが組合員でなくなったのは(解雇された)3月24日です」と、解雇当該の組合員としての資格を認めず、「あなたのことでJP労組は闘いません」と発言したのです。文字通り、JP労組本部は会社と一緒になって彼の解雇に手を貸しているのです。断じて許せません。
 解雇された青年は、「自分だけのためではなく、同じ目にあっている労働者のためにも闘う」と決意し、解雇撤回の裁判闘争に立ち上がりました。

今こそ職場に闘う労働組合を!団結して共に闘おう!


 全国の職場は、八王子西局や荻窪局とまったく同じです。郵政職場は、JR北海道と同じです。
 いっさいの問題は、JP労組本部がまったく闘わず、会社と一緒になって解雇や賃下げ、労働条件の切り下げを進めていることにあります。
 スキルダウンによる賃下げ反対。スキル評価制度を直ちに廃止しよう! 雇止め解雇を阻止しよう! JP労組は解雇撤回を共に闘おう!
 慢性的な労働力不足が全国の職場の実態です。大幅増員を闘い取ろう!
 大幅賃下げの新人事・給与制度を廃止に追い込もう!

3・11を忘れない!被曝労働絶対反対で闘おう!

 3・11東日本大震災と福島原発事故から3年。今も放射能がもれ続けています。原発事故は、まったく解決していません。政府の放射能があっても故郷に帰れという「帰還運動」は、私たち郵政労働者も被曝しても働けという攻撃です。被曝労働絶対反対で闘おう。
 今や正規も非正規も関係なくすべての労働者が生きられない現実が始まっています。労働者が人間らしく生きたいとの思いを貫くためには、労働組合に団結して、資本の攻撃に絶対反対を貫き闘う以外にはありません。だからこそ「労働組合は労働者を守り、資本と闘うためにある」という当たり前のことを、もう一度、現場から始めよう。
 闘うJP労組を一緒につくり出そう。

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