郵政民営化は間違いだった
労働者の団結で反撃を!
●非正規職化と差別待遇に断が下る
10月15日、重要な最高裁判決が出ました。日本郵便で「非正規待遇の契約社員に対する扶養手当や年末年始勤務手当などの格差は不合理であり違法」との判断を下したのです(右記事と図参照)。当日のNHKニュースは、「郵便事業に携わる非正規社員は18万人あまりにのぼり、日本郵便は今後、待遇の見直しを迫られる可能性がある」と報じています。
07年の郵政民営化から13年。理不尽な差別待遇(今回の五つの手当だけでなく賃金や一時金、退職金でも!)、正規-非正規の分断、低賃金と長時間労働、パワハラでの職場支配にどれだけ多くの郵政労働者が悔し涙をのんできたか。そもそも、コストカットで正規職を減らし、非正規職を増やす“カネもうけ優先”の民営化体制そのものが間違っています。
●「民営化体制」をひっくり返そう!
郵政民営化後に労働組合の力は弱くなり、郵政労働者が会社のおかしい政策に「おかしい!」と声をあげることはほとんどなくなりました。
しかし、団結した労働者には力があります。11月1日、日比谷野音での労働者集会(右写真)に参加して、全国の仲間と一緒に声をあげよう。
労働者には社会を変える力がある
11月1日、日比谷野音で声をあげよう!
労働組合のもとに団結してこそ、労働者は命と生活を守り、人間らしく生きていくことができます。『闘う労働組合を甦らせよう!』――11月労働者集会はこのスローガンを掲げて1998年以来開催されています。呼びかけは、動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合=JR内の労組)や関西生コン支部(全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、警察の弾圧をはね返して奮闘中)など、筋を通して戦闘的に闘っている3組合です。今年はコロナ禍で参加できませんが、例年は韓国やアメリカ、ドイツなどの労働者も“労働者に国境はない!”と合流しています。
日比谷野音で集会後は、銀座に向かって大デモをやります(右写真は昨年のデモ)。興味にある方はぜひ https://doro-chiba.org/page-17993/ にアクセスしてください!
全国労組交流センター郵政労働者部会
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