「しょうがない」は、もう終わりにしよう
郵政民営化から13年。「官から民へ」と叫んで民営化を強行した当時の小泉首相は、民営化と規制緩和で、世の中バラ色になると言っていたが、職場はどうなったか?民営化に伴う施策で成功したことはひとつもない。これが現場の実感だ。
今春の「一トン車のわき腹スリ傷事件」も真相は、闇に葬られたと誰もが思っている。
経営陣は失敗してもおとがめなし
経営者の失敗のつけは、現場に犠牲転嫁されてきた。ゆうパック統合の大混乱で配達の遅延の理由を「職員の不慣れ」と報道発表した経営者を誰も忘れない。
かんぽ生命の不正についても、指導した管理者の処分は遅々としてしている。パワハラと過剰ノルマで、不正を強制しておいて、管理者はおとがめなしか!
理不尽は黙って見過ごせない
こうしたデタラメがまかり通っている現実は、しょうがないことなのか?そんなことはない。労働組合は何のためにあるのか。コロナ禍で1万人削減報道がされ、来年のボーナスが下がるのではと職場の話題になった。俺たちが何か悪いことでもしたのか?そんなことはない。
先日、総務省が土曜配達廃止法案を臨時国会に提出すると報道された。事業が危機だからといって本業の配達止めてよいのか。また人が減らされるぞ。職場の理不尽を許さず団結しよう。そのための手本となるあつまりが、11月1日に開催される。みんなで行こう!
病院労組がストライキ
千葉県にある病院の労働組合が今夏、コロナ禍でストライキを闘った。テレビや新聞で報道され、コロナ以前に、医療福祉の崩壊が社会問題になっている。そして、その崩壊を最前線で食い止めているのは、唯一、医療労働者の奮闘であることが社会的に明らかになった。左の囲みにあるストライキの呼びかけをぜひ読んでもらいたい。
「夏季一時金0・9か月には全く納得いきません。」そう思っている同じ人が「そうは思っても出るだけマシと思わないといけないのかな・・・」と、思わされている現実がある。国はこの医療崩壊のただ中でも、社会保障縮小・医療費削減を突き進んでいる。この社会の在り方が現場労働者と患者に犠牲になれとのしかかっていることを「仕方ない」と思わされている、という結果だ。黙って「仕方ない」と受け入れていたら、何処までも私たち労働者に犠牲が押し付けられる。「経営者の、国の、資本家の責任だ」という事を突き付けるためには、労働者が黙っていないで声を上げて「責任とれ」と対決するしかない。受け入れがたい現実を、「仕方ない」と受け入れないことだけが、この社会を本当に良い方に変えることができる。そういう時代が来た。今だ。
闘う労働組合の再生をめざす2020年 11・1 全国労働者集会・改憲阻止!1万人行進 in日比谷野音11月1日(日)正午開始(開場11時)午後3時15分から銀座~東京駅方面にデモ行進が行われます
1 1 月 1 日は、みんなで日比谷に行こう!
だんけつ編集委員会(JP労組東京銀座支部・組合員有志)