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2023年3月23日木曜日

郵政労働者部会 2023年3月23日


非正規労働者への「ゼロ回答」許さない
6月全国大会への職場の声を組織しよう

 3月16日に「日本郵政ベア、民営化後最高4800円」と報じられました。その前日の政労使会議での岸田首相「賃上げ」発言を受け、日本郵政とJP労組本部は春闘を妥結しました。
 その一方で、岸田政権は軍事費2倍化の大軍拡・大増税で労働者民衆から搾り取る「アメとムチ」をやっています。ウクライナ戦争の泥沼化の中、世界中でインフレ・物価高騰への怒りが爆発しています。イギリスやフランスを中心に、ストライキの大波が起きています(写真)。こうした労働者の闘いを日本でも起こさせないための「賃上げ」です。

正規・非正規の分断許さない

 しかし許せないことに、非正規労働者にはベアがありません。
 今回、特別一時金として「正社員・期間雇用社員等全社員に7万円」となりました。夏期・冬期休暇については6月全国大会で取り扱うとしていましたが、「正規・非正規に各1日を付与」として会社持ち出し分を賃上げ財源にするとしています。最高裁判決は「正規と非正規の格差」を問題にしていたのであり、「正社員の権利を減らして非正規に分けろ」とは誰も要求していません。等しく労働者の権利を維持し向上させるのが労働組合の役割です。
 6月大会開催地の沖縄の非正規の仲間が春闘妥結後の職場集会で「非正規ゼロ回答を許さない! 戦争反対で闘おう!」と発言すると、「よくぞ言ってくれた」の声が上がりました。
 日本郵政とJP労組本部による現場の分断を許さず、労働者として人間として「おかしいことはおかしい」と言える分会・支部をつくろう。6月大会へ職場の声を組織しよう!


戦争協力のための「労使共同宣言」

 岸田首相は5月広島G7サミットを見据えてウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領との首脳会談で「ロシア制裁とウクライナ支援の継続」を訴えました。「首相が戦場に行くのは太平洋戦争以来」と報道されています。
 この間、広島市教育委が平和教材から漫画『はだしのゲン』と、1954年にアメリカ水爆実験で被ばくした漁船「第五福竜丸」の記述を削除すると判明し、抗議の声が噴出したばかりです。ウクライナ戦争の泥沼化と台湾をめぐる米中対立。日本も参戦当事国として「新たな戦前」というべき情勢に入っています。日本の戦後労働運動は「戦争絶対反対」からスタートしました。労働組合が帝国主義戦争に率先協力した苦い経験を踏まえてです。
 今はどうか? 「安倍国葬」には連合・芳野会長が出席し、戦争協力の道へ舵を切っています。昨年のJP労組全国大会で採択された『ロシアによるウクライナ軍事侵攻に抗議する特別決議』では、「ウクライナポストの仲間は、命の危険と隣り合わせの中でも郵便や年金を届け、懸命に国民生活を支えている。私たちは想像することさえ出来ない過酷な環境で、ユニバーサルサービスを守っている仲間に心から敬意を表し…」と、ウクライナ郵便労組の戦争協力を賛美しています。
 銃弾の下で配達などしてはいけない! 「安全最優先の集配業務」はどこにいったのか。職場では『交通事故撲滅の労使共同宣言』が「事故を絶対に起こすな!」と組合員を締め付けています。事故をなくすため、安全確保のために闘うのが労働組合の役割です。『交通事故撲滅の労使共同宣言』が「戦争協力の労使共同宣言」に変わった時、組合員の命が戦争に差し出されます。かつての「逓信報国団」がそうでした。
 今の戦時下で「戦争反対!」を言うことは勇気がいります。かつても反戦を訴えれば「非国民」と弾圧されました。だからこそ労働組合のもとに団結して反戦闘争に立ち上がろう!


「労働組合交流センター」とは?

 「闘う労働運動の再生」をめざして1989年に結成。民営化・非正規職化・団結破壊に抗し、連合・全労連などのナショナルセンター・産別・所属労組の枠をこえ、全国的な労働者の団結をつくるための組織です。毎年11月には、動労千葉などが呼びかけて東京・日比谷野音で労働者集会を開催しています(下写真)。

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2023年3月16日木曜日

東京中部ユニオン 2022.02.14


会社は賃金あげろ! 物価高騰手当を出せ!
ゆうパック深夜勤の仲間の時給は不公平だ!!
なぜ30円しか上げないのか!? 抗議しようよ!

 新東京郵便局ではたらく仲間のみなさん!!
 最新のガス代、電気代の請求書を見ましたか? 1・5倍~2倍に上がってます! 食品も、1商品につき、30円ぐらい上がってます! これ以上どうやって節約しろと? インフレ手当を出している会社もあります。

 賃金を上げさせるには、労働者のまとまった力=労働組合がたたかうことによってしかありません。それなのに、会社のフトコロばかり心配して賃上げストライキも組織しないJP労組の責任は重大だ!

 昨年10月の最低賃金アップにともなう新東京局の時給アップで、深夜勤では、ゆうパックだけが上がり幅が他部署よりも低く30円しか上がりませんでした。
 ゆうパックの仕事はハードなため、日勤帯も夜勤も、他部署よりも時給が高く設定されています。それなのに今回なぜ深夜勤だけ他部署と同じ時給になってしまったのか?
 深夜勤ゆうパックの仕事は、他の時間帯と比べて楽なのか?そんなことがあるわけがありません!
 その本当の理由は、他部署から、時給差のあるゆうパックに応援に行かせ、その分を支払わないのは労働基準法違反だからです。しかしこれまでさんざん時給差支払いをを踏み倒してきたのに、今さら何だ! 今までの分を返せ! 会社の勝手な都合で、重労働のゆうパックの時給を低く抑え込むとは! あまりにもご都合主義じゃないか! ゆうパックと日勤帯の時給を上げろ!

スキル評価はインチキだ!

 スキル評価が始まっています。
 スキル評価にはインチキがいっぱい!まず、評価者はみんなの仕事を見ていません
 日本郵便が作成しているスキル評価マニュアルには、以下のように書いてあります。「一次評価者と本人評価が異なる場合には、十分話し合って双方納得の行く結論を出します」
 不満があるのに黙っている必要はありません! 中部ユニオンに相談を!


30年も賃金が上がらないのは、連合はじめ、
大企業の労働組合幹部が腐っているからだ!
JP労組、何やってんだ!

「給料を10%上げろ!」ストライキ50万人に拡大 イギリスで十数年ぶりの規模(2/1)

【ロンドン】交通や医療など公共部門のストライキが拡大する英国で1日、新たに教師や公務員の組合が加わり、過去十数年で最大となる約50万人規模のストが行われた。英国では昨年後半からインフレ率が10%を超え、国民生活を圧迫し、賃上げを求める公共部門のストは拡大の一途をたどる。


フランスで年金改革反対デモ内務省発表で127万人参加! 2023年2月1日

年金支給開始を62歳から64際に引き下げることに反対! 日本は70歳から?ふざけんな!

戦争やめろ!  賃金あげろ! ストライキでたたかおう!

2月26日開催予定の自民党大会に、連合の芳野友子会長が出席する意向を固めた。芳野会長の党大会出席は「岸田文雄首相(自民党総裁)が掲げる構造的な賃上げ実現などに向け、距離を縮める狙いがあるとみられる」との報道。
これに対し、SNSなどでは、《芳野さんは誰と距離を縮めとるのか? 距離を縮めるべき相手は組合員だろう》、《政府は関係ないんだよ。あなたが対峙するべきは経営者だ》といった異論が続出。さらに、《もはや、ストライキは死語か? そのための組合費を払っているのではないか》、《もう組合費は意味ないだろ。勝手に天引きするな》との声も出ている。政府、与党とどんどん距離を縮める芳野会長に対し、組合員から「カネ返せコール」が起こるのも時間の問題だ。(日刊ゲンダイdigital)

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2023年1月18日水曜日

2023.1.4 東京中部ユニオン


ふざけんな! 戦争のために大増税⁉

職場では低賃金を強いられ、
こんどは戦争の費用を出せと!?
職場にたたかう労働組合を!!

 新東京郵便局で働く仲間のみなさん!
 年末年始の勤務、お疲れ様です!
 昨年2月24日にウクライナ戦争が開始されて以降、私たち労働者をとりまく情況は一変しました。
 ウクライナの労働者民衆は砲撃によりつぎつぎ殺され住む家も破壊され、一方ロシアの労働者は有無も言わさず兵士として駆り出され戦場で無残に命を落としています。
 この戦争の影響で、昨年1年間の値上げ品目は、2万822品目にのぼりました。今年は電力などを含め、さらに激しい値上げが予定されています。本当に生活が破たんする!
 それだけじゃありません!岸田政権は、日本が戦争を仕掛ける準備を強引に開始し、その莫大な費用を労働者に負担させようというのです!他国の労働者民衆を殺す費用を私たちが負担する?ふざけんな!こんなことが許せるか!

これ以上職場の仲間に不利益を押し付けるな!


 会社の利益は誰が生み出している?それは労働者が働くことによってです。それなのに、なぜ労働者が大切にされないのか?
 新東京郵便局をはじめ全国の郵便局の職場では、不平等・不公平が日常化し、問題のある業務指示、管理者によるパワハラ・セクハラが常軌を逸した規模で繰り返され、多くの仲間が職場を去っていく事態となっています。日本郵便は、土曜休配・翌配廃止により深夜勤の非正規社員を切り捨て、集配の現場にも過重労働が襲いかかっています。いったい、誰の利益になったのか!?
 これは民営化のなれの果てだ!そして会社の利益しか考えず、こんな職場にしてしまったJP労組本部の責任は限りなく重い!

職場に労働者の力を!東京中部ユニオンとともに闘おう!


 日本郵便が業務提携のために巨額を投資した楽天グループは、携帯電話の0円プラン打ち切りなどによる大量の解約などにより「解体の危機」に瀕していると言われています。そのツケを、またしても現場におしつけてくることはぜったいに許さない!



生活できない! 賃金あげろ!
労働組合はストライキもできる!


世界中でストライキの嵐!日本の労働者だってやれるぞ!


イギリス各地で救急隊員や看護師のスト続く、過去30年間で最大規模‼1月にもスト継続!

深刻な物価高が続くイギリスで、昨年12月21日、救急隊員や緊急電話の応答係の労働者2万6600人が昇給を求めるストライキを行いました。
救急隊員:「物価高でわれわれの給料では生活費が足りません。公平な扱いと公正な給料が欲しいだけです」
郵便、鉄道網、バス、保健部門、国境警備隊、空港職員の組合員は、12月に大規模なストライキを行なっており、1989年以来英国で最大のストライキになっています。
インフレ率が41年ぶりの高水準に達し、何百万人もの人々が家を暖めるのに苦労しているのです。

労働組合の結成、団体交渉の要求と開催、ストライキ権の行使の労働三権は、日本国憲法が保障している労働者の権利です! このことへの会社の不利益は違法です。

日本郵政巨額買収失敗

ずさんな投資計画でドブに捨てた6200億円 (購入額)
7億円で売却したオーストラリアの物流会社「トール社」
これは郵政労働者が働いて生み出されたおカネです。

●こんなすごい金額です!●
●日本郵便の社員40万人全員に、155万円ずつ配れる!
 ●年収300万円の人の20万6666人分の賃金と同じ!
●日本の年間コミック市場 約6000億円

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2023年1月1日日曜日

郵政部会ビラ 230101


軍事費2倍化ー大増税阻止
2023春闘で大幅賃上げを!

国境をこえた団結で戦争をとめよう

 郵便局で働く仲間のみなさん、新年あけましておめでとうございます。年末年始繁忙お疲れさまです。昨年2月ウクライナ開戦から世界戦争の危機は増しています。12月の岸田政権の「安保3文書」改定は、中国への侵略戦争参戦のために憲法9条を踏み破る暴挙です。
 その中身は「敵基地攻撃能力保有」と「軍事費2倍化」です。政府はそのために大増税を狙っていますが、戦争で儲けるのは一部資本家であり、殺し殺されるのは労働者です。「戦争絶対反対!」を労働組合の闘いの柱に据え、大幅賃上げを求める2023春闘を闘おう!

現場から闘う労組を甦らせよう

 JP労組本部は2023春闘方針で「通勤時間短縮による通勤費用縮減」を提起しました。職場での「通勤実態アンケート」では、「組合が賃上げ原資を通勤費縮減で確保するのか?組合も終わりだ」との声も上がっています。さらに夏季冬期休暇の廃止案まで打ち出して「原資確保」に転用しようとしていますが、廃止すべきは非正規職制度であり一般職制度です。すべての労働者がひとしく生きられる賃金と労働条件をかちとるのが労働組合の本来の任務です。
 日本郵政が倒産する時は国が倒産する時です。郵政民営化は間違いでした。国のあり方を根本からひっくり返す迫力で2023春闘を闘おう!闘いのカギは労使の力関係です。労働者が闘えば道は切り開かれると英郵政労働者(ロイヤルメール従業員11万人超のスト、写真)が示しています。「おかしいことはおかしい!」と声を上げ、闘う労働組合を甦らせよう!

2023年1月1日発行
全国労組交流センター郵政労働者部会


 

「戦争絶対反対」で闘う労働組合を!


沖縄の郵政労働者からのアピール


 年賀繁忙ご苦労さまです。沖縄から全国の郵政で働く仲間にご挨拶を送ります。昨年「復帰50年」を迎えた沖縄を中心に、日米は台湾有事を想定し、中国侵略戦争のための軍事演習を行っています。与那国島では公道を自衛隊の戦車が走りました(下写真)。日常的にも沖縄全域で戦闘機やオスプレイが爆音をまき散らして上空を飛び回っています。多くの民意を無視して辺野古新基地建設が強行されています(中国への侵略戦争イメージは右図)。
 戦場で郵便配達などできないし、してはいけない。「戦争が起きたらどうするか」ではなく、「戦争が始まる前に止めるにはどうするか」です。ウクライナ郵便労働者との連帯も、「ロシアもゼレンスキーも米・NATOも今すぐ戦争をやめろ」の闘いを職場・地域で起こすことです。
 労働者の国境をこえた連帯が戦争を止めます。戦争を行う自国政府を倒す労働者の闘いが、戦争を必要とする今の社会を変えます。
 2023年を、中国侵略戦争を阻止し、辺野古新基地阻止・全基地撤去を闘い、改憲・戦争・大増税で仕事・生活・命も奪おうとする岸田政権を労働者の闘いの力で倒す年としましょう。
 コロナ禍で郵政民営化の破綻が現れています。職場は労働者がいなければ動かない。しかし、その私たちが職場で最も苦労する。土曜休配で職場の大変さは増々になった。非正規の仲間が職場を去らざるをえず、働くことが奪われ、安全・安心にきちんと仕事が行えない職場にされてきた。会社の言いなりでいいことは何もない。労働者が団結して闘うことが必要だ。労働者の闘う組織が労働組合だ。
 本年は沖縄でJP労組全国大会が開催されます。戦争反対と職場闘争を闘う労働組合を甦らせるため、沖縄からも全力で闘います。

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2022年12月22日木曜日

東京中部ユニオン(新東京)ビラ 221210


JP労組2023春闘方針
JP労組は会社の代理人なのか‼
夏期冬期休暇は廃止?! ありえない!
同一労働同一賃金を理由に
「低い方」に合わせるのはおかしいぞ!

 新東京郵便局ではたらく仲間のみなさん、お疲れ様です!コロナが増えてきました。繁忙期に入りましたが、健康第一にしてください!
 JP労組が、2023春闘方針案の資料を組合員に郵送していますが、その内容は怒り無しに読めないものです!「同一労働同一賃金」で正社員の待遇を引き下げる?冗談じゃない!
 非正規社員との賃金格差をなくすことが必要なのに、正社員待遇を引き下げて「同じにしました」と?!ふざけんじゃない!それでは全体の待遇はどんどん低下していく!それを、「労働組合」であるJP労組が社員に提案している!組合員や労働者の権利を守るためにたたかうのではなく、不利益を押し付けるのは労働組合ではない!

こんなことを認めたら、労働条件はどんどん下げられていく!
正社員と同じ条件に引き上げろ!


 JP労組は、組合員に2023春闘方針について組合員にアンケートを送り、夏期冬期休暇について、「全廃か、全社員夏冬各一日か選べ」と要求しています。
 「会社と闘って、非正規社員の夏期冬期休暇を正社員と同じにする」という選択項目はありません!
 それどころか、「会社にはおカネがない」「来年度は赤字に転落するかもしれない」と、会社に成り代わって宣伝し、「だから、待遇を上げろと言うな!」と脅しているのです!
 そしてアンケートでの「みんなの意見」を口実に、「全廃ではなく各1日を守りました」とでも言うつもりか!
 楽天に気前よく、合計2000億円も投資したり、仕事のジャマでしかない専門役や管理者、天下り先の役員に高額な賃金を払う余裕があるじゃないか!削れることはいくらでもあるのに、JP労組は、会社と闘いもしないで労働者に犠牲をかぶれと要求しているのです!もう完全に労働者の代表ではない!


本当に、これでいいですか?
「防衛費」5年で43兆円!


 みなさん、これ、本当に認めますか?消費税のさらなる値上げも検討されています!
 何のための、誰のための費用ですか?
 政府もマスコミも本当のことを伝えていません!「中国の軍事的脅威」だけを大きく報じていますが、今激しく進んでいるのは、アメリカが世界の支配者であり続けるために、中国に対して致命的な打撃を加えるための戦争準備なのです!
 政府は、「日本が直接攻撃を受けていなくても他国を攻撃することが可能」と言っている!「憲法9条」「専守防衛」はいったいどこに行ったんだ?この費用で、他国を攻撃できるミサイルや高額なアメリカの兵器を大量に購入するのです!ウクライナ戦争を見てますよね?ウクライナでもロシアでも殺されているのは労働者民衆です…


「作業能率評価手当」は、
不平等で、まったく意味がないぞ!!

「レベル7」は半期で11万円!!
輸送部、ゆうパック部は対象外!
このテストは仕事の効率と関係ないぞ!
みんなに平等に支給しろ!


 「作業能率評価」は、半期に1度、郵便統括部の部署で行なわれている「手区分評価」です。この評価は、A有の人だけが受けることができ、評価の結果、まったくもらえない人から、レベル7の最高ランクでは11万円がもらえる人までいます。
 この手当は、低賃金の「足し」になっている人もいるかもしれませんが、実態をちゃんと考えてみると、問題が大ありです!
 仕事は手区分だけではないし、手区分が得意ではない人、身体的な理由で早く区分ができない人など、いろいろな仲間が働いていることをまったく考慮していない制度です。
 「レベル7」の11万円は、日勤帯のボーナスを大きく上回る金額。
 しかし、高評価の人がよく仕事をしていて低評価の人は仕事をまじめにやっていないのか?!
 まったくそうじゃない!さらに職場の仕事を効率的に行なうことには何の関係もない!輸送部、ゆうパック部の仲間は対象にすらなっていない…
 こんな無意味な制度はただちにやめて、みんなの時給に回しなさい!

赤羽郵便局で17年間集配労働者として働いている非正規社員の高橋実さん(東京中部ユニオン組合員)の発言(11/6全国労働者集会)全文こちら➔➔➔➔➔

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2022年12月1日木曜日

郵政労働者部会 2022年12月1日


職場と社会を変えるため私たちは立ち上がった!
その力が戦争を阻む
11/6労働者集会に2200人が結集!

 11月6日、日比谷野音で開催された「全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進」(呼びかけ:関西生コン支部、全国金属港合同、動労千葉)に2200人の仲間が集まり、韓国とアメリカからの代表団も合流しました。
 集会では、差し迫る世界戦争=核戦争の危機を、国境をこえた労働者の団結で絶対に阻止しようと固く誓い合いました。さらに、激しい物価騰貴と生活破壊に対し、労働組合をつくりストライキで闘おうと一致しました。
 新自由主義を終わらせる労働運動を全世界でつくろう! 改憲・大軍拡すすめる岸田政権打倒! 郵政3万5千人削減計画粉砕! 郵政労働者も職場から団結して立ち上がろう!


労働者への不当な扱いと闘う!
11/6労働者集会での郵政労働者からのアピール

 私は17年配達の仕事をしている、赤羽郵便局・非正規社員の高橋です。
 私は昨年2月に現金書留の亡失事故を起こしました。この事故が起きた原因は、局が残業代を削減するため出勤時間を30分遅らせたことにあります。当日私とペアだった副班長は私が担当する区の現金書留を持ち出してしまい、それを作業中の私に戻しに来ました。焦っていた私は出発の時に一緒に持ち出すつもりで区分棚に仮置きしましたが、そのまま忘れて出てしまいました。結果、現金書留は局内でなくなり、戒告処分となりました。
 苦しかったのは賃金が低い中での減収でしたが、私はこの事故に真摯に向き合い続けました。
 しかし、当時の局長や部長はその姿勢を見ず、半年後のスキル評価でもこの処分を継続させました。「俺がここにいる限り絶対に戻さない」とも言っていたそうです。
 いくら何でもひどい! 納得いきませんでしたが、会社と一体化して組合とはいえないJP労組はあてにできず、郵便局という巨大企業が相手だと知るとどの組合からも断られました。
 そんな時、中部ユニオン代表とつながる機会があり、団交やビラまきで闘おうと言って頂きました。この時初めてこの国に渦巻く労働環境の闇と労働運動に目を向けるようになりました。
 団交やビラまきを続けていく中、副班長が郵便物横領容疑で逮捕される衝撃的事件が発生しました。当日ペアだった副班長の逮捕、現金書留の局内紛失という不可解な事件を一から調べ直す必要があるはずですが、保身しか考えない管理者らは全責任を私一人に被せ、再調査も管理責任も認めず、団交でも何も答えない不誠実な対応を取り続けてきました。絶対に許せません!
 事故やミスの原因は焦りにあるにも関わらず、現場の声を一切無視した時間変更や人員配置、業務の増加。軍隊や刑務所のような時間管理が行われており、郵便事故やミス、交通事故の頻度もはね上がり、残業も増え、現場は疲弊しきっています。その中で非正規は「都合の良い存在」として、権利も待遇も与えられないまま飼い殺されています。正社員の条件も厳しく、差別、いじめ、ハラスメントや管理者の責任逃れ、現場無視の指示などが長年放置されています。利己主義者たちが生み出され続け、現場を地獄のような場所に変えています。
 これ以上精神的に病んだり、退職や自殺者まで出てしまう異常な環境を放置するわけにはいきません! 労働者が不当な扱いに苦しむことなく、安心して暮らせるようにこれからも手を緩めずみなさんと闘っていきます。

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