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2022年1月1日土曜日

ハンドル 第143号


力を合わせて一歩前へすすもう!


 職場の皆さん、新年明けましておめでとうございます。また郵便関係社員の方々におかれては年末始繁忙大変お疲れ様です。10月の土曜休配導入後初めての年繁でした。混乱を引きずったまま繁忙時期に突入した感じだとは思いますが、いかがだったでしょうか。次年度のためにも人員配置をはじめ業務運行がどうだったかを総括する必要があります。
 職場からの声を「自粛」させないように、ハンドルでも皆さんの生の声を載せていきます。個人情報は厳守しますので今年も投稿とご愛読よろしくお願いします。
 オミクロン株の脅威のもと、職場では不満や怒りが増しています。昨年5月、郵政グループは「JPビジョン2025」でグループ全体3万5千人の削減という大合理化方針を打ち出しました。
 土曜休配でどんなに職場が疲弊しても、「増員なし」の会社の姿勢は一貫しています。近く全面実施予定の翌日配達廃止では非正規社員を狙った深夜帯勤務の雇用切り捨てが必ず問題化します。郵便局窓口事業の厳しい数字は「手数料収入を中心とした収益構造」、つまり郵政民営化の弊害が突き出した現実です。「新たなかんぽ営業体制」では、中予地域で来月に金融コンサル社員の集約(重信、北条、松前局の社員は近隣へ異動)が行われ、4月から全員がかんぽ生命への兼務出向となります。これまで貯金営業軸足で利用者とのつながりや信頼を築いてきた社員の心中は決して穏やかではないはずです。

労働者を守る組合路線を創り出そう


 JP労組も会社のビジョン発表と軌を一にして、「JP労組が考える事業ビジョン(案)」を全国大会に提案(昨年2月の中央委員会で素案)しました。「機動的な働き方」「組織構造改革」などを労働組合から積極的に提言し、組合員への更なる意識改革と生産性向上を求めています。
 郵政グループで働く労働者にとって2022年は大変な年になります。だからこそ労働組合の路線が非常に大切です。みんなで集まり、話し合い、声を上げていくことがとても重要なことだと思います。

職場を変えて社会も変えよう!

 職場の外に目を向けても相変わらずの情勢です。岸田政権発足から3ヶ月。結局小泉政権以降の政策を踏襲し、それ以上の悪政をやろうとしています。敵基地攻撃能力保有の検討、防衛費の2倍化、9条を含めた憲法改悪へと大きく踏み込んできました。
 「成長と分配」を掲げ官製春闘的な賃上げ要請は法人税優遇で企業を支援し、一方で労働組合の無力化を狙っています。森友裁判でも、遺族の「真実が知りたい」という訴えを無視し、賠償金支払いで「解決」を図り国家犯罪を隠蔽しました。国家の体面を保つためには一人の命などどうでもいいという姿勢です。
 戦争や改憲に反対し、政治や職場を変え生きていける社会を作りましょう。
 今年も力を合わせて一歩前へ進みましょう。

ついに破綻! 今も集配現場はテンテコ舞い


 松山中央局の郵便配達区の再編は当然にもついに破綻しました。現場の声を十分に聞かないで強行したからです。会社は早ければ1月末にも一部を除き元の配達区に戻すと言っています。しかし、それは新たな分断を生み出します。私たちの要求は、「増区とセットで人も増やせ」ということです。一集には最低でも3人、二集は1人の増員が絶対に必要です。

増員なしには乗り切れない

 10月からの3か月、連日の超勤で体はもうボロボロ状態になっています。いつ誰が倒れてもおかしくないような状態にあると思います。
 混合勤務の人が通配の応援、班を越えた応援、計画係から通配の応援、もう限界を超えています。増員なしにはやれない状態です。休憩時間に休めないような職場実態は本当におかしいです。服務表どおりに休めるようにしろ!
 必要最低限の人員は、会社が責任もって確保すべきです。もうこれ以上の尻ぬぐい、労働強化はまっぴらゴメンだ!6日間で配達していたものを、人も増やさずに5日間で配達しているわけだから当然ムリがあります。増員する以外に道はありません。一刻も早く増員を。社員が倒れてからでは遅すぎます。

◇職場からの声

 近年の年賀繁忙は一週間足らずの期間で準備・配達と慌ただしく日々だけが過ぎていく。10月からの土曜休配では6日で配達していた郵便を5日で配達するため様々な問題が出てきている。まず、隣にいる組合員と話ができる職場を取り戻したい。そういえばリフレッシュデーはどこにいったんじゃろね。

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だんけつ銀座 No.111


現場から組合活動を活性化させよう!


 あけましておめでとうございます。
 昨年10月から土曜休配。今年は、翌日配達廃止に伴う深夜勤の廃止と、職場も様変わりしていきます。
 2022春闘をめぐっても、JP労組本部の言うような「守るために挑戦する」と称して、労働組合が会社経営に乗り出すような論調があります。このかんの全国大会論議でも、代議員から、それは労働組合の領域なのかと問いただされています。
 私たち現場の目線から言えば、「組合員を守るために労働組合は闘う」がスジなのではないでしょうか。
 コロナで、しばらく職場集会も開催されていません。現場の意見を分会、支部に反映させていきましょう。

現場からの声

●「土曜休配以降、火曜、水曜のブツが多くなった。自転車に一回で積みきれない」【四集】
●「昼休み、6階の休憩室が、すぐに満員になる。もっとスペースを広くしてほしい」【一普】
●「エレベーターの修理は、まだ終わらないのか」【全体】
●「貨物エレベーターの四号機が6階までしか行かなくなったのは、嫌がらせか」【全体】
●「集中営業でひとり抜けると配達が大変」【四集】
●「最近、副部長が増えた?部長のポストが空いてないの?」【全体】
●「深夜勤廃止の意向確認で特殊と2普を希望した。早く確定してほしい」【一普・深夜勤】

  こうした現場の声を組合上部へ反映させていきましょう。現場から、ビラをつくったり、配布したり、組合活動を活性化させましょう。

労働組合は戦争反対!


 12月6日、岸田首相は所信表明演説で「新しい資本主義」実現の前提として「敵基地攻撃能力を含め、…防衛力を抜本的に強化」すると言いました。中国・台湾情勢を口実に、改憲と戦争が出来る国づくりに舵を切っています。
 一方、コロナ下で、医療のひっ迫が問題になってきました。12月3日、厚生労働省は、全国436の公立・公的病院の病床が17年から4年間で5700床削減されたと発表しました。国はコロナ下でも病院の再編・統合を含む病床数見直しを迫り続け、都立病院は独立行政法人化=民営化されようとしています。軍拡にはカネを投入し、生きていくために必要な医療や福祉を切り捨てようとしています。
 こうした動きに対して、都立病院民営化反対の運動も地域から起きています。

戦争のための民営化


 私たちの職場も、本来儲けの道具にしてはいけない郵便事業を民営化しました。その破綻が土曜休配、JPビジョン3万5千人削減に示されています。儲けを出すために配達を中止して、人件費を減らす。万策尽き果てています。
 国の政策そのものが破綻を迎えています。世界中の大不況、政治経済の行き詰まりを戦争でチャラにする。これが歴史の教訓です。そういうことを本気で考えて、国は、かつて国鉄を民営化して、郵政事業も民営化しました。
 新自由主義が云々いわれていますが、新自由主義政策の柱は、労働組合つぶしです。資本家の自由を保障するために最大の抵抗勢力である労働組合を弱体化させる。そういう意図です。
 かつての第一次、第二次大戦も労働組合が弱体化されたときに戦争を許したのです。
 反戦平和のとりくみは、労働組合にとって重要な柱です。ミャンマーでも軍政に対して命がけのストライキが闘われています。職場で、おかしいことはおかしいと声を上げるのと同時に、5・15沖縄闘争や8・6ヒロシマ闘争のとりくみを取り戻そう!

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郵政非正規ユニオン 2022年1月1日


しらばっくれんな! 赤羽郵便局!
Tさんの処分を白紙撤回し再調査を行え!!
現金書留紛失の濡れ衣で、戒告処分、スキルダウンで年間50万円の減収…
ふざけんな! 当たり前だろ!

第2回団交・非正規社員に
濡れ衣を着せたまま再調査しない?

 新東京郵便局で働く仲間のみなさん!
 年末年始の勤務、お疲れ様です!
 12月14日、赤羽郵便局との第2回目の団体交渉で赤羽郵便局は、これが郵便局の責任者の態度なのかと耳を疑う無責任な発言を繰り返しました。
 何よりも許せないのは、10カ月もの間、書留紛失の濡れ衣を着せて、Tさんに戒告処分と賃金の大幅減額という重い処分を課し続けていることに、赤羽郵便局が何の責任も感じていないということです!
 郵便物に関する詐欺と業務上横領で11月24日に再逮捕された課長代理Aが、その現金書留を盗った可能性が高いことは、Tさん本人だけでなく赤羽局の多くの仲間が認めていることです。
 これは当然の疑いです。それなのに、団交に出席した総務部長・大瀬氏、第一集配営業部長・遠藤氏は、「紛失当時調べたので再調査はしない」と言い放ったのです!この現金書留紛失に関わっていた課長代理Aが、1年もの長期間にわたって郵便物を盗んでいたことが明らかになったのだから、すべての嫌疑を負わせて重い処分を課したTさんに謝罪し、処分をすべて撤回して白紙に戻し、一から調査し直すのは当然すぎるほど当然です!
 非正規社員にとって年50万円の減収がどれだけの生活破壊になるか、管理者は真剣に考えたことがあるのか! 16年間、大きなミスもなく配達員としてまじめに働いてきたTさんにすべての責任を負わせ、再調査を拒否する赤羽局をゼッタイに許さない!

何ひとつ調査せず、何が「お客様の信頼」だ!

 驚くべきことに赤羽局は第2回団交で、課長代理Aが配達中や区分中に盗んだとされている大量の郵便物について、「警察から調査依頼がないから何の調査もしていない」と言い放ち、平然とした態度なのです。こんな態度で何が「お客様の信頼」だ! ふざけんな! 赤羽局と東京支社は、会社の都合良いようにTさんに責任を負わすために、なんと4回も始末書を書き直させたのです! Tさんを精神的に追い込んで始末書の書き直しを強制するというやり方で現金書留紛失の全責任を押し付けたのです! 許せない!



これは全社員の問題だ!
会社とJP労組で勝手に決めるな!

 
JP労組は、どこまで
労働条件を売り渡すつもりなのか!
2022春闘方針


詐欺・業務上横領の課長代理Aは、JP労組・赤羽分会の副分会長だった!


 Tさんは、自分の主張が踏みにじられ重い処分を課されても、所属しているJP労組からは何の援助も受けられませんでした。それどころか、会社の役職者の組合員の中には、会社との管理者と一緒になってTさんをおとしめたり、つるし上げたりする人すらいたのです。
 それでも労働組合なのか!
 JP労組・赤羽分会は、Tさんの再調査と処分撤回のために全面協力すべきです!

同一労働同一賃金…会社とたたかわず、労働条件改悪を何でも容認か!


 2020年10月、同一労働同一賃金をめぐる最高裁判決で、有給の病休、夏期冬期休暇、1月2、3日の祝日休などに不当な格差があるとの判決が出されました。その格差は、正社員と同等な手当を非正規社員にも支給することによって解消するのが当然の対応です。
 ところが、日本郵便とJP労組は一体となって、会社の利益を守るため、会社が負担を負わないようにする方策を考え出すために約2年間もかけてきたのです!その結果、「会社にはおカネ(原資)が無い」とJP労組が宣伝し、会社の負担が増えないような提案を必死で考えて出してきたのが、この22春闘の提案なのです!
 もはやこれは労働組合ではありません!
 JP労組にこれ以上まかせておけない! たたかう労働組合がとって代わろう!

会社に好き勝手やらせない! 職場にたたかう労組を!


●新東京郵便局●

スキル評価は デタラメだ!
第一ゆうパック部Mさんのたたかい

 新東京局の管理者は、第5回団交で、「評価期間の前にスキルランクを決める、と管理者用マニュアルに書いてある」などと、とんでもない大ウソをついてMさんのスキル評価を修正しませんでした。こんなデタラメは許さない! と東京都労働委員会に申立してたたかっています!

●夏期冬期休暇を廃止をJP労組から提案!
年間6000円の賃上げと引き換えに?一般職、8H非正規のわずかな賃上げと交換に? これはドレイの提案だ!
●会社提案→病気休暇の大改悪…正規非正規とも30日まで無給に!こんな病休は使えない!
●勤続3年を超えてスキル評価がCの者は雇止め!
こんな不公正・不公平なスキル評価を基準にするのか!


土曜休配は集配労働者も苦しめている!

1月末からは翌配廃止も…不当な強制には抵抗しよう!
民営化の破綻を労働者に押しつけるな!
土曜休配は集配労働者も苦しめている!

合同・一般労働組合全国協議会郵政非正規ユニオン

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郵政労働者部会 2022年1月1日


3万5千人削減 絶対許さない!

大合理化と闘い戦争・改憲をとめよう

 郵便局で働く全国の仲間のみなさん、新年あけましておめでとうございます。年末年始繁忙、お疲れさまです。私たち労組交流センター郵政労働者部会は、民営化と戦争に絶対反対で闘います。今年もよろしくお願いします。
 昨年5月に「JPビジョン2025」が出され、3万5千人削減を中心とした合理化計画が発表されました。「儲からない」郵便事業を切り捨て、新たな収益源を確保するため、デジタルトランスフォーメーション、M&Aや楽天・ファミマとの資本提携、さらには配達原簿の顧客情報活用などを利益確保の主軸に転換するとしています。すべてがリスクだらけの施策であり、楽天との業務提携では、日本郵政には何のメリットもないと言われています。
 今年は年初から翌配体制が廃止され、深夜勤務の職場がなくなります。それに伴う賃下げ、雇止め・解雇など絶対に認められません。郵政民営化は完全に破綻しています。しかし、その破綻を認めず、さらに民営化を推し進めるものとして「JPビジョン2025」はあります。
 JP労組本部は『JP労組が考える事業ビジョン(案)」で言うように、「見たくない現実」と向き合い、「守るために挑戦する」と宣言し、3万5千人削減計画には賛成の立場です。しかし、現場は反対です。

●おかしいことに「おかしい」と言える職場を

 会社は大合理化と一体で、労務管理を強化しています。どんなに理不尽でも会社の言うことを聞くイエスマンをつくろうと必死です。歴史の教訓は、労働者がおかしいことに「おかしい」と言えなくなった時、戦争を許しました。おかしいことに「おかしい」と言える職場をつくろう!
 世の中を見れば、「台湾海峡」や「人権問題」を焦点に中国との戦争準備が急速に進んでいます。沖縄・辺野古や宮古島では、中国との戦争を想定したミサイル基地建設が進んでいます。自衛隊と米軍との軍事演習も大規模に行われています。労働組合は戦争に絶対反対で闘うことが使命です。戦争につながる改憲や軍事費増大、基地建設や軍事演習に反対する運動も同時につくり上げよう。



全国の郵政労働者からのアピール

東京

 「交通事故撲滅」と称するミステリーショッパー。
 「郵便物の放棄隠匿撲滅」と称するスーパークリーンデー。事故を起こせば、「事故事例研究会」と称する吊し上げ。すべては、労務管理だ。会社に四の五の言わせない職場をつくろう。

大阪

 「新大阪郵便局では働き方は変わりません」?
 土曜休配や翌日配達体制の廃止は、新大阪郵便局でも深夜帯に働く仲間を直撃している。にもかかわらず新大阪当局の「変わりがない」はとんでもないペテンだ。非正規労働者の怒りの決起に恐れおののいている証だ。全国の仲間と団結して一大合理化攻撃を打ち破るぞ!

神奈川

 土曜休配が始まってから業務がさらに過酷になりました。休憩時間も取れない人が続出していますが、働いた分だけ超勤をつけましょう。
 理不尽な目にあったら、労組交流センター郵政労働者部会に連絡ください。共に闘おう。

愛媛

 土曜休配と翌日配達廃止は、労働強化と大合理化だ。郵便制度150年はユニバーサルサービスの歴史である。労働者だけでなく利用者にも不利益になる。職場の怒りの声を上げて、これに反対しよう。今年も1年頑張ろう!

愛知

 民営化で現れたあらゆる矛盾を、郵政資本・当局とJP労組中央本部が一体となって、現場労働者に日々押し付けています。黙って従うことが労働者の美徳ではありません! 「NoなものはNo」です。一人の怒りをみんなの怒りに。みんなの怒りで民営化を粉砕へ! 共に頑張りましょう!

静岡

 土曜休配が開始となり、新年を迎えるにあたって、まさにこの現場を回しているのは上層部ではなく我々現場なんだというのを鮮明にしよう!
 今の郵政の現場は矛盾だらけだ。
 仕方のない現実を皆の力で変えて行きましょう。

富山


 団結で職場を変えよう! 全国の郵政労働者のみなさん。土曜休配によるさらなる労働強化は、「仕方がない」現実ではありません。職場で団結すれば、変えることはできます。おかしいことには、おかしいと勇気を持って声をあげよう!

沖縄

 土曜休配を今すぐやめろ! 全国の仲間が声を上げ労働組合が闘えば必ずできる。
 沖縄は「復帰」50年。「復帰」前、組合は職場の闘いと一体で基地のない平和で豊かな沖縄をつくろうとゼネストで闘った。いま、改憲と戦争が狙われ、新基地建設が強行されている。職場では望まない仕事が強制されている。
 こんな社会は変えよう。全国の郵政労働者は、闘う労働組合を甦らせ、団結して闘おう!

職場に不満はありませんか? 労働相談など気軽にお寄せください。電話・メールどちらでも結構です

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