郵政非正規ユニオン 奥野明子
労働委員会で闘って勝利します
最初の頃は恥ずかしさの余り、スピーチなど出来ませんでしたが、少しずつ自分で声を出していく重要さに気づき、今ではあらかじめ用意してきた原稿を片手に、郵便局に向け、郵便局で働く人に向け、「この解雇は不当であり、撤回させるまで闘い抜く」と宣言しています。
晴海郵便局に対して、これまでに七回の要求書を提出していますが、課長によると「部長はいつも不在」だそうです。長田総務部長はどこへ行っているのか問い詰めても「私は代理で文書を受け取りに来ましたので」としか発言しません。この行為も不当労働行為にあたります。私たち、郵政非正規ユニオンはこれまでの不当労働行為に対し、労働委員会に提訴することを決めました。
郵便局が「あーだ、こうだ」難癖をつけてこようが、「正義は我にあり」です。これから先長い闘いになるでしょう。だけど負けません。周囲の期待と、非正規に対する郵便局の間違った「常識」を正すため最後まで闘い続けます。
「あなたがいるから新しい人が雇えない」と退職強要
2012年4月17日、交通事故に遭い、右足首関節捻挫・右膝靭帯損傷という重症で、3ヶ月間ギブス固定の生活を余儀なくされました。
8月半ばに、郵便部田中副部長から電話がありました。「あなたがいるから新しい人を雇えない。辞めてもらえませんか」という信じられない発言をしたのです。私は内心パニック状態になりながらも「辞めません」とはっきり意思表示しました。
同僚に相談し、郵政非正規ユニオンに相談してみたらどうかと勧められ、即座にユニオンに連絡を取りました。8月後半にユニオンのメンバーとともに晴海郵便局に押しかけ、総務部長田総務部長に談判し、「そのような事実はありません」と回答を得て、雇用継続を勝ち取ったのです。
晴海局と徹底的に闘うことを決心
2013年3月、「勤務成績不良」との理由をもって雇い止めを通告されました。当時は労災休職中であり、勤務してない状態であり、とんでもないいいがかりです。また、2月の団交においては、あらかじめ用意していた「団体交渉打ち切り」文書を読み上げるとさっさと会場から立ち去っていきました。
その事で私の怒りは頂点に達し、「非正規をなめるな!非正規だからと軽々しくクビにされてたまるか!」と晴海郵便局と徹底的に闘うことを決心したのです。
毎月5回の局前街宣を貫徹!
その後、晴海郵便局前での毎月1回の大街宣と毎週1回の街宣をもって、当局の不当労働行為を追及し、非正規を人間と思っていない郵政の腐りきった体質を弾劾して、スピーカーで延々と声を張り上げています。
晴海局の門前闘争はこれからも継続しますが、今後、闘争の舞台は、労働委員会にも拡がります。ご支援よろしくお願いします。