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2020年3月22日日曜日

郵政非正規ユニオン No.106号(改変版)

日本郵政が特別休暇の取得制限指示を撤回したことを受け、郵政非正規ユニオンのコロナ労働相談ビラを若干改変しました( https://hiseikiunion.blogspot.com/2020/03/blog-post_16.html )。

https://drive.google.com/file/d/1CSVufDkYPCcX_Oo563cZVddKnjiu_-sh/view?usp=sharing


突然の解雇・雇い止め、休業補償・賃金補償が出ない
有給がとれない! 熱でも「出勤しろ」と言われる…etc


新型コロナウィルス関連
労 働 相 談

電 話 03-6231-5031
メール yusei.hiseiki.union@gmail.com
電話は 10:00~20:30(土日も実施中)。メールは24時間

適切な感染対策を

マスクの支給・着用やアルコール消毒は適切に行われていますか? 熱があるのに無理やり出勤させられていませんか? 新潟の三条郵便局、大阪の新大阪郵便局で、集配を担当する局員の感染が確認されました。集配業務は常に感染のリスクがあります。労働者とお客さんの命を守るために、適切な感染対策が必要です。企業には労働者の安全配慮義務・健康配慮義務があります。業務中の感染は労災です。

賃金補償・休業補償

コロナ関連の休業を労働者の自己責任にしてはなりません。熱など感染が疑われる場合に安心して休めるように、企業の責任で休業を決め、きちんと賃金補償・休業手当を行うことが必要です。とくに非正規労働者の賃金補償を! 子どもの休校で仕事を休まざるをえない労働者にも手当を!

解雇・雇い止め

当ユニオンは2011年、ゆうパックとペリカン便の統合失敗の際に起きた非正規労働者の大量雇い止めをきっかけに結成され、以来、不当な雇い止め=解雇と闘ってきました。かんぽ不正問題で経営危機に陥った日本郵政は、新たな合理化、リストラを計画しています。しかし、非正規であっても解雇は不当・違法です。労働組合に加入し雇用を守りましょう。

ハラスメント

休みを申し出たら「評価が下がるぞ」と言われたり、休んだら雇い止めを通告されたりしていませんか? この間、「感染したら解雇」「感染しないよう休日も外出禁止」などコロナ関連のハラスメントも起きています。当ユニオンの組合員は、不当なスキル評価やパワハラと闘い、劣悪な職場環境を変えてきました。ぜひご相談ください。



いつでも休める人員確保と、
賃金・手当を保障しろ

特別休暇の取得制限を撤回させたぞ

 国が休校要請に伴って設けた特別休暇制度(囲み記事下線)について、日本郵政は「有給休暇を使い切るまで使わせない」と言っていましたが、わずか4日で撤回しました。
 有給休暇は労働者が希望して取得するものです。使用者が一方的に取得させるのは違法です(厚生労働省も「法の趣旨に反する」とコメント)。また日本郵政では非正規労働者の病気休暇が無給とされており、有給休暇はいざ病気になったとき生活を維持する最後の手段になっています(ただし、正規、非正規の労働条件の差を違法と訴えた18年の裁判で非正規にも病気休暇の支払いを認める判決が出された)。「取得制限はおかしい」という現場の声が不当な会社方針を撤回させたのです。

職場が回らない状況を作り出した責任は会社にある

 日本郵政は、特別休暇制度を使わせない狙いについて「(休ませたら)職場が回らない」とあけすけに語っていました。ふざけるな!
 職場は、今でさえ圧倒的な人員不足で、毎日大変な思いをしています。インフルエンザが流行したときも「マスクを三枚つけて出てこい」と言われた職場もあるほどです。
 郵政民営化の現実は、圧倒的な人員削減攻撃であったし、その穴埋めに非正規雇用を拡大し、その実は、労働者の当たり前の権利を奪い、職場の団結を奪う攻撃でした。今になって職場が回らないと言っている会社に言いたい! 会社の都合で雇い止め解雇したすべての仲間をもとの職場に戻せ!
 郵政職場で働くみなさん! ひとりで悩まず郵政非正規ユニオンにぜひ相談してください。

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